胆管癌に関する特別研究の概要発表と特別外来の開設
大阪市立大学大学院医学研究科の圓藤吟史教授等のグループは、このほど、厚生労働科学特別研究 として、胆管がんの発症状況の解明のための疫学的調査と原因追究についての研究を行うことについてと、特別外来の開設について発表しました。
発表の概要
- オフセット校正印刷の事業場で働く、現?元従業員に多発した胆管癌発症についての実態の全貌、 原因追究、予防は、社会的な喫緊の課題となっています。それらの課題に取り組むため本学大学院医学研究科の圓藤吟史教授等グループは、厚生労働省ならびに大阪労働局と連携を取りつつ、科学的解明にあたります。
- 医学部附属病院の久保病院教授等のグループは、日本肝胆膵外科学会の胆道プロジェクト研究とし て「若年者胆道癌の発症要因に関する研究」を行います。これは、印刷会社のみならず、各種有機溶 剤などの化学物質を含む環境要因が若年者胆道癌発症の要因となっている可能性が考えられることか ら、その実態と発症要因に関する研究に他大学とも連携して研究を行うものです。
- 大阪市立大学医学部附属病院は 2012 年 8 月 7 日(火)より胆管癌の特別外来を開設いたします。
会見の様子
圓藤吟史教授
久保正二病院教授