五代友厚銅像建立完成記念行事が行われました
大阪市立大学同窓会による「五代友厚銅像建立完成記念行事」が平成28年3月19日に開催され、多くの関係者が集まりました。午前中までは時折小雨の降る曇天でしたが、午後からは晴れ間も見え、除幕式も予定どおり外で行うことができました。
記念講演会
午後一時に田中記念館で始まった記念講演会では、鹿児島大学名誉教授の原口泉先生(右写真)が「五代友厚の志と功績」と題して講演を行われました。大阪の発展に力を尽くした五代の人生を振り返り、数々のエピソードを交えながら、主に商業や教育における大きな功績について考察いただきました。
除幕式
続いて午後二時三十分より本館キャンパスの商学部棟と文学部棟の間において、五代友厚銅像の除幕式が行われました。
本式典代表者の大阪市立大学同窓会 児玉隆夫会長による挨拶の後、来賓の紹介が行われました。そして午後二時五十分すぎ、ファンファーレが鳴り響く中、銅像にかぶせられた布が取り除かれました。書物を手にした全高340cmの五代友厚像がその堂々とした姿を現し、参加者から大きな歓声と拍手が鳴り響きました。
その後、西澤良記学長およびNHKの朝の連続ドラマで五代友厚を演じた、ディーン?フジオカ氏より祝辞が送られました。除幕式終了後、一号館講堂にて、完成記念パーティーが開かれ、関係者や参加者が銅像の完成を祝いつつ、親交を温めました。
五代友厚像について
全高340cm(銅像本体高さ230cm+台座110cm)のブロンズ像。
富山県高岡市の銅像作家 喜多敏勝氏の作。台座正面の「五代友厚像」の文字は五代の直筆。右手に本を持ち、視線は遠く海外を見据え、本学の学生に進取の精神でグローバル感覚を身につけるよう優しく語りかけている。周囲にはベンチやテーブルを配し、四季折々の植物が楽しめる憩いの場となっている。