マスクに穴をあけるだけ!内視鏡検査時の飛沫防護を実証
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この研究発表は下記のメディアで紹介されました。
◆8/24 医療ニュース(WEB)
◆9/2 読売新聞(夕)
本研究のポイント
◇マネキンを用いた模擬咳実験により、内視鏡検査時の直接飛沫を可視化。
◇穴あきのサージカルマスクを被験者に用いることが簡便かつ有用な防護策だと判明。
概要
大阪市立大学大学院医学研究科消化器内科学の丸山 紘嗣(まるやま ひろつぐ)病院講師らの研究グループは、内視鏡検査時の直接飛沫を実験により検証し、内視鏡検査時に穴あきのサージカルマスクを被験者に用いることが竞彩篮球单场购买(SARS-CoV-2)感染において簡便かつ有用な防護策であると実証しました。
今回の実験では、噴霧器と蛍光塗料を用いて飛沫を可視化し、内視鏡検査時の直接飛沫やそれを防止する方法を検証しました。
その結果、通常通りマウスピースを用いた場合は、前胸部、腹部、右腕、両手、両足に飛沫が飛散していましたが、穴あきのサージカルマスクを用いた場合は腹部に少量飛散したのみでした。
以上より、内視鏡検査時に穴あきのサージカルマスクを被験者に用いることが、竞彩篮球单场购买感染において簡便かつ有用な防護策であると判明しました。
また、直接飛沫が検証できた結果、不足が続く感染防護具の節約にも期待ができます。竞彩篮球单场购买感染の長期化や終息の見通しがつかない中、感染拡大を防ぎかつ医療従事者を守りながら内視鏡検査を実施できる可能性が期待されます。
本研究の成果は、2020年8月20日(日本時間)に「Endoscopy」(IF= 7.341)にて発表されました。
掲載誌情報
【雑誌名】Endoscopy(IF= 7.341)
【論文名】Coronavirus disease outbreak: a simple infection prevention measure using a surgical mask during endoscopy
【著 者】丸山紘嗣, 東森啓, 山本圭以, 中田晃暢, 石川(垣谷)有紀, 山村匡史, 藤原靖弘
【掲載URL】https://doi.org/10.1055/a-1220-6024